映画情報
あらすじ
詐欺師まがいの古美術商・小池則夫(中井貴一)と贋物作りのプロ陶芸家・野田佐輔(佐々木蔵之介)は、お互いになかなか成果が出せずくすぶっている骨董コンビが主人公。
ある日、大阪城の発掘調査で発見された茶碗の欠片が話題になる。
その欠片が、「秀吉七品」という豊臣秀吉の出世を後押ししたとされる縁起ものひとつである「鳳凰」の一部ではないかと噂される。
「鳳凰」とは「秀吉七品」のうち、発見されておらず1億円級の幻のお宝。
そんなお宝をめぐって、骨董コンビや開催間近の大阪秀吉博、波動アーティスト・TAIKOH(安田章大)やTAIKOHの右腕・山根寧々(中村ゆり)も絡み合う騙し合いが繰り広げられる。
感想(ネタバレなし)
今作は、中井貴一さんと佐々木蔵之介さんのダブル主演映画『嘘八百』シリーズの第三弾です。
コンフィデンスマンJPのような騙し合いとどんでん返しが起こる映画が好きな方は嘘八百もハマると思います。
1作目、2作目よりも騙し合い要素が薄く、痛快さはあまり味わうことはできませんでした。
マンネリ化してしまったのでしょうか、、、。
嘘八百シリーズは一攫千金を狙った騙し合いが繰り広げられるのですが、今作はお金ではなくまた違ったものに価値を見出すようなストーリーでした。
しかしながら、毎度の居酒屋常連仲間とのでっちあげ工作は見ていて楽しいです。
普段はのんべんだらりとしている常連組が、スイッチを入れたように人が変わる様はワクワクがとまりませんね。
そして波動アーティストの霊感商法という見たことない設定が加わり、観始めはどう話に関わるのか疑問でしたがいいお話でまとまりました。
嘘八百シリーズを観ずに今作を観ると、なぜ骨董コンビが結託するのかや小ネタなど疑問が生じて楽しめない可能性があります。
そのため「嘘八百」「嘘八百 京町ロワイヤル」を観てから「嘘八百 なにわ夢の陣」を観た方が楽しめすよ。
嘘八百シリーズのファンの方が気になるのはやはり木下ほうかさんではないでしょうか。
前作まで出演されていた木下ほうかさんが出演されていませんでした。
それに対して作中何も説明がなく、しれっと話が進んでいき疑問が残りました。
木下ほうかさんはでっちあげ仲間の1人の居酒屋店主の役で、詐欺師感もあり好きだったので少し残念です。
残念な要素はあるといっても、これからの展開どうなるんだ?という楽しみはありました。
なので次回作も出でほしいですね。
シリーズ全てが1月公開となっており、お正月映画として今後も期待です。
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